住宅ローンの審査を通す重要な要素3選
住宅ローンの審査を通すにあたり重要な要素があります。
一般的な内容ではありますが、ご存知ない方もおられますので
情報発信させてもらいます。
大前提として審査基準は各金融機関毎に違うと言われております。
そんな中共通している内容がありますので、
本日はその内容について共有します。
❶年収と返済額の割合
多くの金融機関では返済比率が30%〜40%を上限として
融資額を決めているそうです。
年収と年間の返済金額の割合を『返済比率』といいます。
具体的には、年収500万円の30%だと
年間150万円
月の返済額は、12.5万円です。
年収500万円の35%だと
年間175万円
月の返済額は、14.5万円です。
また、無理なく返済していくための返済比率は20%〜25%といわれています。
長期間の住宅ローンで無理なく返済する為にも
額面ではなく手取り収入で計算してみましょう。
年収500万円だと手取りがおよそ400万円です。
手取り400万円の25%だと
年間100万円
月の返済額は、8.3万円です。
各ご家庭のライフスタイルに合わせて家族に相談しながら
最適な返済比率を計算してみましょう。
❷年齢
借入時の年齢・完済時の年齢
借入時は下限20歳としている金融機関が多いです。
よく言われる完済時の年齢は
80歳未満を条件にしている金融機関が多いです。
例えば、50歳で35年のローンを組もうとすると審査通過できません。
最長35年組める住宅ローンでも完済時年齢によっては
最長期間より短い期間でしか申込できないケースがあります。
一般的な企業で働ける年齢の上限はあがってきてますが、
現時点では、65歳までの企業が多く住宅ローンの完済時の年齢も
65歳までに完済してしまうのが理想です。
退職金を住宅ローンの返済に充ててしまおうという考えもありますが、
平均寿命までは残り20年近くあります。
よって、退職金は老後の資産にして65歳までに完済できるよう
ご自身のライフスタイルに合わせて返済計画を考えることが大事です。
❸勤続年数
収入の安定性を測るため勤続年数も非常に大事な項目です。
国土交通省『令和2年度 民間住宅ローンの実態に関する調査』
から『住宅ローン審査において勤続年数を考慮する』と回答した
金融機関は95.3%です。
前年は、95.6%とどちらも95%超えです。
勤続年数1年以上と回答している金融機関は58%です。
2年以上5%
3年以上17%
を合わせると80%にもなります。
転職して間もない場合は年収が不安定とみなされる場合がありますが、
キャリアアップや収入アップなど前向きな転職の場合
審査にマイナスの影響を与えない可能性もあります。
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